2000-11-15 ArtNo.24387
◆Telco、インディカ計画再構築目指しカスタマー・ミート
【プーナ】Tata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)は独自開発した小型乗用車Indicaの売上不振が顕在化、取り分け10月の販売台数は僅か2500台にとどまったことからインドの自動車会社としては初めての試みと言える全国的な“カスタマー・ミート”プログラムを開始した。
インディアン・エクスプレスが11月13日報じたところによれば、Telcoは同プログラムを2000年12月第3週まで実施、国民の自動車購買動向に関するデータを収集する。全国各地に同社幹部チームを派遣し、インディカの改良やインディカをベースにした新モデルの開発に有用な顧客のダイレクト・フィードバックを収集する。
Telco乗用車部門のS Krishnan副GMによると、既に6都市におけるプログラムを完了、目下7番目の都市、マハラシュトラ州プーナにおけるカスタマー・ミートが実施されている。全国の約30都市において同様のプログラムが実施される。
Telcoはこれまでにインディカ11万5000台分の注文を得、8万5000台を販売した。今年の販売目標は7万台だが、年初8ヶ月の販売台数は通年の目標の50%に達していない。Telcoは今月17-22日の間操業を停止し、工場の保守・改装を行うが、目下7~10日分の完成車在庫を有する。ちなみに1日の生産台数は170~200台。
最近発売されたSaffire Goldカラー新バージョンに対する反応が旺盛なことから、同社は11月の販売台数の回復を期待している。ディーラー網は73店から85店に拡張、サービス・センターも現在の300店から2001年3月までに350店に拡大される。このため同社は今年の残された数ヶ月の売上の伸びに依然期待を寄せている。
顧客のフィードバックを反映したインディカのアップグレードあるいは新バージョンは2001年第1四半期に発売されると言う。
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