【ムンバイ】鉄鋼業界の今年第3四半期の換金率(realisation)は、鉄鋼価格が第2四半期に比べ更に軟化するものと見られることから僅かに下降する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月9日伝えたところによると、Tata Iron and Steel Company Ltd(TISCO)幹部は同紙に以上の見通しを語った。
鉄鋼価格は6月から下降に転じている。世界の鉄鋼生産は顕著に増加、熱間圧延(HR)鋼のスポット価格は持続的軟化を見ている。しかしTiscoに関しては、生産コスト削減努力の奏功により、換金率の低下は有る程度相殺される見通しだ。TiscoのHRコイルの生産コストは1年前のトン当たり172米ドルから2000-01年度の158米ドルに下降した。
設備能力年間120万トンの冷間圧延(CR)工場の生産量は2000年9月までに6万5000トンをマーク、今会計年度末には年産40万トンに達する見通しだ。
冷間電気メッキライン2は2001年6月までに稼働、その製品は自動車業界に供給される。