2000-11-13 ArtNo.24361
◆SAIL、再圧延業者との関係再構築し売上拡大目指す
【カルカッタ】Steel Authority of India Ltd(SAIL)は、コンバージョン・エージェント(conversion agent)を務める再圧延業者(re-rollers)との協力態勢の再構築とディストリビューション・ネットワークの拡大を通じて売上増を図る計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月9日報じたところによると、商業会議所(MCC: Merchants' Chamber of Commerce)が7日に主催した会議に出席後記者会見したSAILのA.K. Singh取締役は以上の消息を語った。それによると、新イニシアチブにはコンバージョン・エージェントとの覚書交換が含まれる。コンバージョン・アレンジメント及びディストリビューション・ネットワークの拡張は、SAIL中央マーケッティング本部の2日間にわたる会議の主要なテーマとされ、会議の議長を務めたSingh氏によれば、行動計画の青写真が間もなくSAIL会長に提出される。
会議の席上、MCCのRavi Todi会頭は、コンバージョン・エージェントの活動とセールス・エージェントの活動を分離するよう求めた。それによると、SAILのコンバージョン・エージェントを名乗る再圧延業者が、それ自身の製品の販促を図るのは自然のことだが、こうした行為はSAILの利益を損なうことになる。このため再圧延業者とのコンバージョン協定の内容を詰める際、SAILの指示を遵守するよう求めるSAILの立場は理解できる。両者の利害の衝突を回避するため、コンバージョン・エージェントとセールス・エージェントを完全に分離する必要があると言う。
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