【ニューデリー】地場耐久消費財大手Videoconは、破産に瀕したアカイ・ブランド製品のインドにおける製造販売を継続する方針だ。
エコノミック・タイムズが11月9日報じたところによると、アカイ・ブランドのカラー・テレビジョン(CTV)及びオーディオ製品の販売を手掛けるビデオコンは、2年前にインドにおけるアカイ商標の使用権を200万米ドルで買収した。Videocon International Ltd(VIL)のV N Dhoot会長はPTI通信のインタビューに対して、「日本におけるアカイの会社更生法申請はアカイ・ブランドのインドにおけるパフォーマンスに影響を及ぼさず、アカイの看板を下ろす理由はない」と語った。それによると、アカイのCTVとオーディオ製品の評価は高く、同社はアカイのCTV約3万台とオーディオ約7万セットを毎月販売している。これらの製品はインドで生産されており、一部の部品は日本から輸入されているものの、アカイから購入している部品はない。このため部品の輸入は以前と変わりなく順調と言う。