SEAnews 1995-07-20 ArtNo.2435

【シンガポール】米系ディスク・ドライブ(HDD)メーカーのコナー・パリファラルズは4400万米ドルを投じてシンガポールにディスク・メディア工場(13万3000平方ﾌｨｰﾄ)を設ける。
コナーが18日発表したところによると、完全出資のＣＤＤシンガポールを新設、労働者230人を雇用し、96年上半期の操業開始を目指す。当面自社向けに生産ライン1本(毎時3000枚)を設けるが、需要動向を見て、さらに生産ライン3本を増設する。コナーは昨年、カリフォルニア工場のディスク・メディア生産能力を3倍の年間2500万枚に拡大しており、フィニス・コナー会長は、既に自社需要の90％以上を賄っており、シンガポール工場の新設でディスク・メディアの主要サプライヤーとしての地位を強化したいとしている。コナーは、日本のホヤ、米国のストーメディア及びシーゲートに次ぎシンガポールにおけるディスク・メディアの製造計画を発表した4番目目の企業だが、シーゲートは生産するディスク・メディアの全量を自社内で使用する計画だ。なお、ペナンに工場をもつ米系コマッグもサラワクに第3のディスク・メディア工場を建設中だ。(ST,BT:7/19)