2000-11-08 ArtNo.24335
◆農村部の支出低下で消費財部門の売り上げの伸び鈍化
【ムンバイ】消費財関連企業の7-9月期の業績は好材料とマイナス材料が相半ばし、全般的なマージンは僅かに改善したものの、売上の伸びは鈍化、アナリストらの懸念を生じさせている。
ロイター社が消費財部門の企業10社の業績をモニターしたところ、合計純益は524クロー(US$1.12億)と、昨年同期比15%アップしたものの、売上は4514クローと、昨年同期比4%の伸びにとどまった。プロフィット・マージンは金利コストの低下と運転資金管理の向上で10.56%から11.6%に改善した。
BNP Paribasのアナリストによれば、売上の伸び鈍化は、農産品価格の値下がりに伴う農村部の支出が減退したためで、次期収穫物の政府買い入れ価格の上昇率も低めになる見通しのため、こうした状況は向こう数カ月持続すると言う。
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