2000-11-08 ArtNo.24330
◆イスパット、カキナダLNGターミナル事業を棚上げ
【ムンバイ】Ispat Industries Ltd(IIL)は、金融機関の支援が得られぬことからアンドラプラデシュ州Kakinadaにおける2100クローの液化天然ガス(LNG)ターミナルの建設計画を棚上げした。
Mittal一族傘下のIspat Energyは豊富な石油資源を有するアンドラプラデシュ州East Godavari県Kakinada盆地に年間処理能力250万トンのLNGターミナルを設けることを計画していた。
イスパット・グループ筋は、「LNGターミナル事業はじっくり進めることにした」と語り、詳細を明らかにすることを避けたが、金融業界筋によると、LNGターミナルの棚上げは、IILがマハラシュトラ州Dolviで進める年産300万トンの鉄鋼プロジェクトに対する融資条件の1つとされる。Ispat Energyに65.7%出資するIILは、金融機関の圧力の下、LNG事業は棚上げし、中核とする鉄鋼プロジェクトに集中する方針を決めたようだ。
|