【ニューデリー】フォルクスワーゲンの傘下に入ったチェコ拠点のSkoda Autoは、インドにおける高級セダンOctaviaの製造計画を暫時棚上げし、新自動車政策が発表されるのを待つ構えだ。
エコノミック・タイムズが11月4日伝えたところによれば、Skoda Auto India(SAI)は新自動車政策下の完成車やノックダウン・キットの輸入に関するインド政府の姿勢が明らかになった後に、インドにおけるマーケッティング戦略を再構築する方針だ。
SAIが外国貿易総局(DGFT:Directorate General of Foreign Trade)との間で取り交わした覚書では、5年間に総額4億米ドル、5万キットのシングル・モデルの輸入が認められているに過ぎず、SAIは同輸入に伴う外貨支出を6年間の輸出売上により相殺せねばならない。
スコダはシーメンスの元工場をリースしたのを除き、インド・プロジェクトにさしたる投資を行っていないため、計画棚上げに伴う損失はそれほど深刻ではないと言う。