2000-11-07 ArtNo.24313
◆グジャラート・ミネラル、発電/マルチメタル合弁事業協議
【アーマダバード】Gujarat Mineral Development Corporation (GMDC)はNeyveli Lignite Corporation (NLC)と共同でグジャラート省Kutch県に褐炭ベースの250MW(メガワット)の発電施設を設ける商談を進めるとともに、Binani Cement及びRajasthan Mineral Development Corporation (RMDC)と、マルチ・メタル・プロジェクトを共同で進める交渉も行っている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン及びインディアン・エクスプレスが11月3日伝えたところによれば、GMDCのAshok Narayan重役(MD)は取締役会に上半期の業績を報告後記者会見し、以上の消息を明らかにした。
ナラヤン氏によると、Kutchプロジェクトはなお初歩的段階にあるが、グジャラート電力局(GEB)は先月エスクロー(第3社寄託金)口座を設けることを原則的に認めており、後は時間の問題である。Nani Cherにおけるやはり褐炭ベースの250MWの発電事業は近く金融ファシリティーのアレンジが完了するが、Kutchプロジェクトも間もなく立ち上げられる見通しだ。
ナラヤン氏は「Binani Cement及びRMDCとのマルチ・メタル・プロジェクトも実行可能」と楽観的見通しを示した。それによると、グジャラート州Ambaji地区には700万トンの亜鉛、銅、鉛資源の埋蔵が確認されているが、規模の経済性は実現できそうにない。そのためデリー及びラジャスタン州VasantGarh地区を含むより大きな鉱区に目を向けていると言う。
一方、GMDCはKadipaniにおけるホタル石の採掘事業をアップグレードする。同鉱区は1970年にMcNally Bharat Ltdにより2クローで売りに出されたもの。
GMDCの今年上半期の純益は昨年同期の28.80クローから32.59クロー(US$704万)にアップ、同期の純売上は92.41クローから102.43クロー(US$2213万)に拡大した。同期のKutch県Panandhroにおける褐炭生産量は178万1000トン、グジャラート州南部Rajpadiにおける同生産量は41万8000トンで、前者のトン当たり価格は410ルピー、後者は670ルピーとなっている。
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