2000-11-07 ArtNo.24307
◆タミールナド州首席大臣、対日経済協力拡大目指し合同委設置提案
【チェンナイ】タミールナド州のM. Karunanidhi首席大臣は4日、政府と民間双方の代表から成る合同専門委員会を設け、日本とタミールナド州間の経済協力促進を提案した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月5日報じたところによれば、この日、経団連の今井敬会長に率いられるハイレベルな日本経済代表団の歓迎晩餐会を主宰したKarunanidhi首席大臣は以上の構想を明らかにした。それによると日本とタミールナド州間の協力の潜在性は大きく、州政府は同潜在性の全面的な開拓を望んでいる。首席大臣はまたFord、Hyundai等の進出で急成長する自動車産業の他、情報技術(IT)産業やバイオテクノロジー等のナリッジ・ベース産業に投資する潜在性の大きいことを指摘した。
席上、今井会長は港湾における通関手続きの遅れ、電力や工業用水の不足を指摘、州政府に一層の改善を求めた。
これに対しタミールナド州工業部のShaktikanta Das次長は、今井会長により指摘された欠陥の改善に努めることを約束する一方、タミールナド州の電力事情は周辺の諸州に比べ良好で、電力カットも存在しないと保証した。
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