2000-11-03 ArtNo.24285
◆韓国海運会社3社、ペトロネットLNG入札から撤退準備
【ニューデリー】カタールから20年間にわたり年間750万トンの液化天然ガス(LNG)の輸入を計画するPetronet LNG Ltdが募集したLNG輸送契約入札から韓国の海運会社3社が撤退する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月1日、同入札に関係した韓国コンソーシアム・オフィシャルの言として報じたところによれば、Hyundai Merchant Marine Company Ltd、S.K Shipping-Samsung Corporation combine、Hanjin Shipping Company Ltdの3社は、厳しい入札条件、高いリスク、予想されるLNGタンカー2隻の建造に関わる金融アレンジの困難等を配慮し、11月15日に締め切られる価格入札書類の提出を見合わせる方針だ。Samsungは自ら入札することは見合わせるものの、落札業者からLNGタンカーの建造契約の獲得を目指しているようだ。またHyundaiはグループの厳しい財政状況から撤退を決めたものと見られる。
一次選考を通過した8チーム中、韓国の3チームが撤退するなら、価格入札は残る5チーム、1)商船三井/日本郵船/川崎汽船コンソーシアム/Shipping Corporation of India (SCI)、2)ベルギーのExmar Shipping Company Ltd/Great Eastern Shipping Company Ltd (Gesco)、3)マレーシアのMalaysia International Shipping Corporation Bhd(MISCB)/Essar Shipping Company Ltd、4)欧州系Leif Hoegh-Foresight Ltd、5)Osprey Maritime Ltd-Al Manhal combineにより争われることになる。
地元のSCIは商船三井チームと、Essar ShippingはマレーシアのMISCBと、それぞれ手を結び、Gescoは提携相手をS K Shipping-Samsung CorporationチームからExmar Shippingに乗り換えた。Varun Shipping Company LtdはHanjin Shipping Company Ltdと覚書を交換したが、後者が入札を見合わせるとなると、Osprey Maritime Ltd-Al ManhalチームとLeif Hoegh- Foresight Ltdチームのいずれかと手を組まねばならない。
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