2000-11-02 ArtNo.24267
◆JCT/日立、JCTエレクトロニクスに新資金注入
【ニューデリー】M M Thaparグループ傘下のカラーTVブラウン管製造会社JCT Electronics Ltd(JCTEL)は過去2年に及ぶ財政難に終止符を打つ金融再編を計画している。
エコノミック・タイムズが10月31日報じたところによれば、プロモーターのJCTと日立が、新たに55クロー(US$1189万)の資本を注入する他、300クロー(US$6484万)の負債も再編され、金利負担の軽減が図られる。JCTは負債再編計画の一環として、別途39クローを注入する。日立はJCTELに7%出資している。
これによりJCTELの金利負担は19.5%から14%に下降する。銀行コンソーシアムのリーダーAllahabad Bankを初めとする金融機関は、既に再編計画を承認している。JCTELは11月23日に特別総会を開き、金融再編計画の承認を求める。
JCTELのAnil Nair重役(CEO)によると、金融再編により、運転資金不足も解消される。MohaliとBarodaの2つのブラウン管工場の総生産能力は年間約250万ユニット。Baroda工場のそれは120万ユニット、Mohali工場は150万ユニットだが、日立や金融機関からの予定された新資金の注入が遅れ、運転資金が枯渇、このためBaroda工場は昨年ほとんど操業不能に陥ったと言う。
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