【ニューデリー】国内販売の不振に関わらず、今年上半期(2000年4-9月)の乗用車、商用車、スクーター輸出は拡大したが、多目的車と自動三輪車の輸出は引き続き下降線を辿った。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが10月30日インド自動車製造業者協会(SIAM)のデータを引用し報じたところによれば、今年上半期の乗用車輸出は昨年同期の9095台から9462台に4%拡大した。Maruti Udyog Ltd(MUL)の今年上半期の輸出は7008台(8248)と、昨年同期(括弧内数字)に比べ15%下降したが、Daewooは1287台(350)と267.8%アップ、昨年輸出台数ゼロのHyundaiも1025台を輸出、Telcoの輸出台数は100台(56)だった。昨年同期に135台と292台を輸出したFiatとMercedes Benzは1台も輸出できなかった。
今年上半期の多目的車輸出は昨年同期の2105台から1885台に10.4%ダウン、Telco、MUL、Mahindra and Mahindra を初めとする主要プレーヤーの輸出はいずれもマイナス成長を記録した。
今年上半期の商用車輸出は6444台と、昨年同期の3658台に比べ76.1%アップした。Telcoは昨年同期比276.6%増の3646台の軽商用車を輸出した。業界全体の中大型商用車輸出は4.7%増の2388台だった。
Bajaj Auto、LML、Kinetic Motor Company を初めとするスクーター・メーカーの輸出はいずれも拡大、業界全体で47%増の1万4992台が輸出された。Bajajは42.1%増の3901台、Kineticは30.1%増の5664台を輸出した。
オートバイの輸出ではYamaha Motor Escortsが昨年同期比54%増の1万896台でトップ、Hero Hondaは20.1%増の5037台を輸出した。モーターサイクルの業界全体の輸出は昨年同期比31.6%増の2万1104台をマークした。業界全体のモーペッドの輸出は149.9%増の2万5172台が記録された。