2000-11-01 ArtNo.24256
◆Lucas-TVS、デルフィに燃料噴射装置部門への出資要請
【チェンナイ】タミールナド州チェンナイ拠点のTVSグループと英国拠点のLucasVarity Plcの合弁に成るLucas-TVSは、ディーゼル燃料噴射装置ビジネスをLucas TVS Diesel Systems Ltdとして分離させた後、自動車部品メジャー、Delphiに出資を求める計画だ。
エコノミック・タイムズが10月30日報じたところによれば、デルフィもルーカスTVSと提携し、新システムをインド市場に紹介することに関心を抱いており、Lucas-TVSは11月20日に株主総会を開き、ディーゼル燃料噴射装置部門の分離・独立問題を討議する。ルーカスTVSはディーゼル燃料噴射装置ビジネスを分離後、中核とする自動車用電気部品業務に専心する。
ルーカスTVSは1990年に英国拠点のルーカス・グループと協力し、燃料噴射装置の製造施設をチェンナイ近郊Mannurに設けた。これまでに100クロー(US$2161万)が投じられた同工場は、Telco(Indicaを含む)、Mahindra & Mahindra、Fiatにその製品を納入、フォードへの納入も目指している。
ちなみにLucasVarity Plcを1999年3月に買収したTRWは、インドとトルコを除くLucasVarityの世界業務をデルフィに売却している。
|