2000-11-01 ArtNo.24254
◆ホンダ、アコードのローカル化青写真来月末までに完成
【ニューデリー】Honda Siel Cars India Ltd(HSCIL)は11月末までにインド市場に投入する第2のモデル、Accordに関する青写真を完成させ、来年度はCity及びAccord双方の売上により、採算ラインを実現する計画だ。
エコノミック・タイムズが10月29日伝えたところによれば、HSCILのフジサキ社長兼CEOは同紙に以上の消息を語った。それによると、アコードは完成車(CBU)輸入ではなく、現地製造を計画しているが、生産台数が限られていることから、価格はシティーより高めになる。地元部品納入業者にHSCILの戦略を説明しており、11月末までに最終計画を完成させる。
シティーの地元部品使用率は72%、年間生産台数は1万2000台と、ほぼ採算ラインに乗ったところ。アコードの当初生産台数はその6分の1程度が目指され、6000台と見積もられるスーパー・プレミアム市場の約30%のシェア獲得を目指す。地元部品使用率を高めるためには、部品納入業者サイドの投資も必要とされることから、アコードに対する市場の反応を点検した上で、新規投資計画を立案する。当初の投資は限られたものになるが、必要に応じ拡大される。
目下のところインドの小型車市場では耐久レースが行われており、現在の価格/販売台数レベルでは誰も利益を上げることができない。このため当面小型車モデルを投入する計画はないが、市場環境は急速に変化しているため、同社は注意深く市場動向を見守っていると言う。
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