SEAnews 2000-10-31 ArtNo.24240

【コインバトール】Elgi Equipments Ltd(EEL)はブレーキ・ビジネスをKalyani groupに売却する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが10月28日報じたところによると、ＥＥＬ幹部は27日同紙に以上の消息を語った。それによると、両社は10月初めに関係合意に達したが、売却価格等の詳細はまだ詰められていない。
ＥＥＬはTata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)に大型車用ブレーキを納入してきたが、ここ2、3年この方面のビジネスは低調だった。ＥＥＬの自動車製品部門は、この他、国防／鉱業部門向け多目的車や、ワイパー・ブレード、機関車用警笛の製造を手掛けている。しかし同社幹部によると、十分な競争力を有せぬビジネスからは手を引く計画で、自動車製造部門や低温殺菌／ボトル洗浄ビジネスからも撤退、中核とするコンプレッサー製造ビジネスに専心する方針を決めた。Horizonシリーズのコンプレッサーのマーケッティングを強化し、輸出市場の開拓に力を入れると言う。
ＥＥＬはこれ以前に、空気ブレーキ、低温殺菌／ボトル洗浄ビジネスの売却と自動車製造部門の段階的縮小により約4クロー(US$86万)の収入が得られ、同資金は債務の返済や中核ビジネスへの投資に当てるとしていた。同社はまた今年上半期に依願退職者を募集、275人を整理した。
ＥＥＬの2000年9月期第2四半期の営業額は、前年同期の31.21クローから39.89クロー(US$84万)に拡大したが、純益は2.28クローから1.97クロー(US$42万)に縮小した。第2四半期の純益には依願退職者に支払われた2160万ルピー(US$46.7万)の補償が織り込まれており、昨年同期には126万8000ルピーが支払われた。275人の依願退職者の補償総額は7670万ルピー(US$165.8万)と見積もられている。