【ムンバイ】Tata Electric Companies(TEC)は内外における合併買収(M&A)活動を積極化する計画で、総額4800クロー(US$10.37億)にのぼる企業やプロジェクトをリストアップしている。同リストにはGujarat Powergen Energy Corporation(GPEC)とラジャスタン州の電力事業が含まれる。
エコノミック・タイムズが10月28日報じたところによると、TECのAdi Engineer重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると開発済みか、最終段階の開発が進められているプロジェクトに照準が合わされ、目下500MW(メガワット)クラスのプロジェクト4件が重点的に検討されている。
TECは中核とする電力事業以外に、エネルギー、通信インフラ領域への進出を計画、既に600クローを投資している。この内300クローはマハラシュトラ州のムンバイ/プーナ間を結ぶ光ファイバー・ケーブルの敷設に投じられた。同プロジェクトは2001年内に完成する。TECはマハラシュトラ州内に1200キロのケーブル網を敷設する権利を認められている。
また、ムンバイ港における埠頭建設に300クローが投資される。同埠頭はTrombayにおける1600クローの液化天然ガス(LNG)ターミナル・プロジェクトに奉仕する。
TECはTata Iron & Steel Co(TISCO)と共同で石炭ベースの発電施設の建設を計画、また別のタタ・グループ企業とコンソーシアムを組織し、PowerGrid Corporation of India Ltdの送電線事業に入札した。この他、鉄道やハイウェイ建設領域でもビジネス機会を探っていると言う。