SEAnews 2000-10-31 ArtNo.24234

【アーマダバード】カルカッタ拠点のUco Bankを初めとするグジャラート電力局(GEB)の運転資金管理銀行は、グジャラート州における優先発電事業2件にエスクロー(第3者寄託金)口座ファシリティーを提供することを認めた。
インディアン・エクスプレスが10月28日伝えたところによれば、これら2件のプロジェクトとは、Gujarat State Petroleum Corporation(GSPC)の総コスト576クロー(US$1.24億)、156ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のHazira発電事業とReliance Industries Ltd(RIL)の総コスト2000クロー(US$4.32億)、500ＭＷのJamnagar石油コークス(petcoke)発電事業。エスクロー・ファシリティーが提供されることになったのに伴い、2件のプロジェクトの金融アレンジも間もなく完了するものと見られる。
州政府筋によると、ＧＥＢの運転資金管理を担当する14銀行は、発電事業2件のプロモーターとVadodaraで会談、エスクロー口座の開設を引き受けるとともに、エスクロー口座開設手数料を徴収せぬことを認めた。両プロジェクトは、プロモーターとＧＥＢの間で電力購入契約が調印されたにも関わらず、エスクロー保証を巡る交渉が妥結しないため、停頓していた。