2000-10-30 ArtNo.24221
◆リライアンス/イスパットの発電事業にエスクロー保証
【ムンバイ】マハラシュトラ州政府は25日夕刻、マハラシュトラ州電力局(MSEB)がIspat Groupの1082MW(メガワット)の火力発電プロジェクトとReliance Industries Ltd(RIL)の447MW発電プロジェクトにエスクロー(第3者寄託金)ファシリティーを提供することを認めた。
インディアン・エクスプレスが10月27日、州政府筋の消息として報じたところによれば、Vilasrao Deshmukh首席大臣はこの日関係書類に署名、この結果、1999-2000年度に1581クロー(US$3.42億)の損失を計上したMSEBは、その収入の内4000クロー(US$8.64億)を割いて第3者に寄託せねばならなくなった。
これは専門委員会の座長を務める州政府のArun Bongirwar次長が両プロジェクトにエスクロー・ファシリティーを提供するよう強く求めたため。イスパット傘下のCentral India Power Company (Cipco)が手掛けるプロジェクトだけでMSEBは2003年度に2650クローをエスクロー口座に積み立てねばならない。イスパットはCipcoを通じ、RILはReliance Patalganga Power Limitedを通じ、それぞれBhadravatiとPatalgangaにおける発電プロジェクトを進めている。
いずれにしてもイスパットもリライアンスも州政府の決定を歓迎しており、これにより金融アレンジも進捗するものと期待している。
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