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2000-10-30 ArtNo.24216
◆インド産業連盟、専門委設け対中貿易の功罪調査
【ニューデリー】インド業界が中国ブームに沸く中、インド商工会議所連盟(FICCI)が政府による廉価中国産品の輸入に砲火を浴びせたのに続き、インド産業連盟(CII)は専門委員会“Track China committee(TCC)”を設け、中国貿易とその国内産業に対する影響に関する調査に乗り出した。
インディアン・エクスプレスが10月26日報じたところによれば、今月31日に初会議を開くTCCは、中国の貿易システム、貿易慣行、貿易の長期目標、中国の世界貿易機構(WTO)への参加、中国製低価格商品の合法的/非合法的輸入等の課題について検討を加える。
CIIのTK Bhaumik上級政策顧問によると、TCCには中国製品の輸入により影響を受ける企業の代表が参加し、この種の企業のための行動計画を立案する。Ficciが中国製低コスト商品のインド市場流入に関する熱弁を展開した後だけに、CIIのイニシアチブは注目を集めている。
Bhaumik氏によると、ネパールや北東地域の国境から非合法チャンネルを通じて大量の中国製品がインドに流入している。
TCCは対中輸出改善のステップ、対中提携の見通し等、中国に関わる戦略問題を討議するとともに、ビジネス情報を収集し、対中関係の進展状況をモニターする。中国はアジアの主要な経済体であり、インドは中国に対して貿易赤字を抱えている。このため貿易関係の質的な改善が図られねばならない。TCC設立の目的は全ての問題を組織的、総合的に検討することにあり、決して政府に保護を求めることではない。TCCには中国貿易に従事する企業の代表も参加、初代議長は第1回会議後に指名されると言う。
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