2000-10-25 ArtNo.24190
◆MUL/ホンダの顧客満足度指数、そろってトップに
【ムンバイ】市場調査会社J.D. Power & Associatesの2000年度顧客満足度指数(CSI)番付でMaruti Udyog Ltd (MUL)とHonda SIELが揃って115ポイントをマーク、トップの座を分け合った。しかしMULは1999年度のスコアから3ポイント・アップしたのに対して、ホンダ・シエルは6ポイント・ダウンした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが10月24日報じたところによれば、CSIの判定基準は重要な順に1)プロブレムズ・エクスピアリアンスト、2)サービス・アドバイザー、3)サービス・パフォーマンス、4)サービス・タイミング、5)ファシリティー・アピアランスの5点から成る。
この内サービス・アドバイザーとサービス・パフォーマンスは合計するとCSIの50%以上の比重を占めるが、MULはこれら両ファクターでトップに立った。これに対してホンダ・シエルはプロブレム・エクスピアリアンストとサービス・タイミングの両ファクターでトップの座を維持した。
JDパワーのChris Bonsi取締役は、「MULの得点は大きな顧客ベースを有する製造業者のものとしては注目すべき成果と言え、ディーラーと手を携えた努力の跡が窺える」と述べる一方、「ホンダ・シエルは顧客のより大きな期待に応えねばならない大きな挑戦に直面している」と指摘した。
業界全体のCSI平均点は1999年の109から2000年の111に2ポイント改善したが、前年の9ポイントに比べ改善の速度は鈍化した。
CSIランキングに初めて加わったHindustan Motors三菱部門とHyundai Motorsのポイントが113と112で、3位と4位を占めたが、他のメーカーの得点は、横這いか、昨年を下回った。またGeneral Motors、Daewoo、Mahindra、Ford、Fiat、Tata Engineeringの得点は業界平均を下回った。
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