2000-10-24 ArtNo.24184
◆Aurobindo、Sri Chakra Remediesの買収計画
【ハイデラバード】半人造ペニシリンの指導的製造業者Aurobindo Pharma Ltd (APL)は、経営難に陥ったハイデラバード拠点の原末(bulk drug)製造業者Sri Chakra Remedies Ltd (SCRL)の買収を計画している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン及びエコノミック・タイムズが10月22日、APL筋の消息として伝えたところによれば、APLはバルク薬品の製造能力の拡張を計画しており、同社マネージング・ディレクターは今月末までに開かれる取締役会に、SCRL買収案を提出する。SCRLも10月31日の取締役会で第2四半期の業績を討議する際、同問題を取り上げるものと見られる。
APLは同社事業再編計画のコンサルタントを務めるErnst & YoungにSCRLの評価を委ねており、2000年4月1日までに吸収合併を完了させたい考えだ。
APLの2000年3月末の自己資本(networth)は220クロー(US$4754万)、債務は141.29クロー(US$3053万)、これに対してSCRLの自己資本(equity)は6.6クロー(US$142万)、累積損失は2.2クロー(US$47万)、債務は18.74クロー(US$405万)と報告されている。
APLはまた海外子会社や合弁会社の設立計画、あるいは米国食品薬品局(FDA)の認可を得るための既存施設の近代化/アップグレード計画等に100クロー(US$2161万)を投じる方針だ。APLは米国及び中国で薬理活性がある原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)や製剤(formulations)の製造に関わる合弁契約を結ぶ一方、ブラジルに子会社を設立している。これらの海外事業の投資額はおよそ70クローと見積もられる。この他APLは研究開発(R&D)/既存製造施設の近代化及び製剤事業に55クローを投資する。このためAPLは株主割り当てや優先株の発行、あるいは海外募集を通じて125クロー(US$2701万)を調達する計画と言う。
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