2000-10-24 ArtNo.24180
◆シャープ、プーナ工場をグローバル・ソーシング・ポイントに
【プーナ】シャープはマハラシュトラ州プーナ近郊Koregaon Bhimaを拠点に米国向けビデオ・カセット・レコーダー(VCR)の製造を手掛けるKalyani Sharp India Ltd(KSIL)を来年までにグローバル・ソーシング・ポイントとして利用する計画だ。
エコノミック・タイムズが10月21日報じたところによると、KSILのイワタ重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると米国におけるDVD/VCDプレーヤーの需要は拡大している。同社にとってブレッド・アンド・バターのカラー・テレビジョンはマイナス成長を見ているものの、一連の新製品の導入で今年通年の売上は1999-2000年度の330クローから400クロー(US$8644万)に20%ほど成長するものと見られる。
KSILは先月のガネッシュ(Ganeshヒンドゥーの富と繁栄の象頭神)フェスティバルから来年1月までの祝祭シーズンに7000ワット・オーディオ・システム“モンスター”やホームシアター・セット“ホームスコープ”等10種類の新製品をインド市場に投入する。KSILはモンスターを月間平均300ユニット、ホームスコープを同20ユニット販売することを目指している。
これらの製品は完成品(CBU)として輸入されるが、販売量が月間500ユニットを越えるなら現地生産に転換する。モンスターの店頭価格3万4000ルピーの50%は輸入税やその他の税のため、現地生産すれば大幅にコスト・ダウンできると言う。
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