2000-10-24 ArtNo.24172
◆土地リース契約書遺失に関わらずBalcoの民営化実行
【ニューデリー】インド政府はBharat Aluminium Company(Balco)のマドヤプラデシュ州Korba工場の土地リース契約書が紛失したにも関わらず、Balcoの民営化計画を実行する方針だ。
エコノミック・タイムズが10月21日、Balco筋の消息として報じたところによると、Balco側にリース契約書が存在せぬだけでなく、州政府側にも契約書のコーピーが存在しないが、州政府がリースを承認した手紙は存在すると言う。
Balcoの51%の政府持分を戦略パートナーに売却する際、この点が問題にならないかとの質問に、政府持分処分省のPradip Baijal次官は、問題が提起された時点で、妥当な措置をとると答えた。
Birlaグループ傘下のHindalco、地元企業Sterlite、米国のAlcoaが政府の選考リストに名を連ねているものと見られ、政府持分処分局(DOD)は財務顧問のJardine Flemingに、これらの業者にリース契約書が紛失した問題を説明するよう求める見通しだ。
Balcoは1968年に当該地を1エーカー200ルピー、99年契約で賃借、目下同地にワイヤー・ロッド、押出/シート/コイル/フォイル等の半製品を製造する下流部門施設が設けている。
|