2000-10-23 ArtNo.24161
◆Isuta、JVCカー・オーディオ製品を製造・販売
【ニューデリ】このほど日本ビクター(JVC)製カー・オーディオ“Elkameloen Voice Recognition Car CD-Receiver”をインド市場に紹介したマハラシュトラ州ムンバイ拠点のIsuta Electronics Ltd(IEL)は、カー・カセット・レシーバー、CDチェインジャー、スピーカー等、各種モバイル・エンターテインメント製品をインドで製造、カー・ラジオ市場の10%のシェア獲得を目指す。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月20日伝えたところによると、IELのM. M. Bisawa重役(MD)は19日記者会見し以上の消息を語った。同氏によれば、現在インドでは年間60万台の乗用車が製造され、内86%がカー・オーディオ装置を備えているが、ケンウッド、ソニー、Blupunkt、Alphine等のオリジナル・カー・オーディオ装置が備えられているのは20万台のみで、残りはグレイ・マーケット製品により支配されている。IELは先ずJVCレーンジのカー・オーディオ装置の組み立てからスタート、今年は3万ユニット、来年は5万ユニットを販売、販売量が10万ユニットに達した段階で3.5クロー(US$76万)を投じて本格的製造施設を設ける。これらの製品の価格は6890~1万90ルピー。全国に設けた75のサービス・センターとディーラー300社のネットワークを通じて、販売とサービスを提供する。
先ず最初にインド市場に投入するエルカメレオン音声認識カーCDレシーバーは、盗難防止機能も備えたモバイル・エンターテインメント・システムで、KD-LX 50モデルはマイクロフォーン/サテライト・リモート・コントロール/ハイド・アウェイ・ユニット/ハイファイ・スピーカーから成り、装着や取り扱いが容易。IELは当面相手先商標製造業者(OEM)ベースでTata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)に同製品を納入する。ちなみにTelcoはエルカメレオンを装備した多目的車ミレニアム・タタ・サファリを来月発売する予定と言う。
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