SEAnews 2000-10-18 ArtNo.24115

【ニューデリー】インド政府は、リセッションに直面する国内鉄鋼産業に活を入れ、自由化された市場環境下における迅速な成長を促す狙いから総合的な鉄鋼政策の立案に乗り出した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日消息筋の言として報じたところによれば、鉄鋼省は業界団体や企業、関係省庁の代表と同問題を協議、計画委員会(Planning Commission)にも共同歩調をとるよう要請したようだ。鉄鋼省幹部は先週、業界団体や企業の代表と会合した他、鉄鋼省次官が計画委員会代表に新鉄鋼政策立案の主旨を説明した。
新政策立案のための専門委員会が既に組織されており、鉄鋼省は同委員会の報告に検討を加え、最終的仕上げを施す。
新政策の立案に際しては、国内経済全体との兼ね合い／世界鉄鋼産業中に占める国内鉄鋼産業の地位／国内鉄鋼産業の長所・短所／公共・民間部門の役割／投資／人材資源管理／自由化・国際化の下での価格政策／輸出入政策／補助産業等の側面を配慮し、首尾一貫した政策の立案が目指される。