2000-10-17 ArtNo.24105
◆Gontermann、鍛造ロールの設備能力を2倍に拡大
【カルカッタ】M.L. Mittal氏のIspatグループに属するGontermann-Peipers (India) Ltd (GPIL)は西ベンガル州South 24 Parganasディストリクトに設けた新鍛造ロール施設(forged roll)の製造能力を1650トンから2倍の3300トンに拡大する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月14日、GPILの年次報告書(1999-2000)を引用し伝えたところによると、昨年同施設は439トンを生産したに過ぎず、顧客や技術パートナーのフィードバックから理想的なマイクロストラクチャー/ロール・ボディーの硬度/硬さの深度を実現するには、設備の一部に改良を加える必要が有ることが明らかになった。改良作業には、時間を要するが、既に生産や品質の安定度が向上、状況は改善された。
ロール・ファンドリー部門は国内スチール産業の不況から1999-2000年度に前年の6172トンを下回る6077トンを製造した。しかし出荷量は6390トンと、前年の6061トンを上回った。輸出も33%増の1597トンをマークした。主要輸出先には米国、ドイツ、イラク、エジプト、サウジアラビア、トルコ、韓国が含まれる。
ロール製品需要の中心は条鋼(long)から平鋼(flat)に移っており、GPILはこうした潮流に応じて新たなグレードのロール製品を製造、国内市場向けも輸出品もハイ・クロム・ロール(hi-chrome rolls)に照準を合わせる方針を決めたと言う。
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