2000-10-16 ArtNo.24088
◆IOC/ペトロナス、カキナダ事業でBP/エンロンと提携も
【ニューデリー】British Petroleum(BP)とEnron Internationalが、Indian Oil Corporation(IOC)及びマレーシアの国営石油会社Petronasと手を組み、アンドラプラデシュ州のKakinadaに液化天然ガス(LNG)ターミナルと炭化水素コンプレックスを建設することになりそうだ。
エコノミック・タイムズが10月13日消息筋の言として報じたところによれば、既存のデベロッパーIOC/ペトロナスは、潜在出資パートナーとの交渉を続けており、間もなく最終決定が下される見通しだ。交渉結果の予想は困難だが、IOCは26%の出資率を維持するものと見られる。IOC/ペトロナスは、国際入札の結果、Al ManalやGAIL/Shell group/Enron コンソーシアム等との競争に勝ち、1万8500クロー(US$39.98億)のプロジェクトを獲得した。
LNGターミナルの年間処理量は当初300万トンで、最終的に1000万トンまで拡大される。LNGはペトロナスが供給する。再ガス化プラントや炭化水素コンプレックスが設けられる他、カキナダからアンドラプラデシュ州内のハイデラバード/Nellore/Vizagに至るパイプラインが敷設され、第1期プロジェクトでは6100クロー、第2期プロジェクトでは1万3300クローが、それぞれ投資される。詳細レポートは向こう6ヶ月以内に提出され、その後金融ファシリティーがアレンジされる。
エンロンとIOCはDabholプラントのLNGのマーケッティングや別の再ガス化プラントの建設で手を結んでおり、IOCはまたDahejとKochiのLNGターミナル事業でペトロナスと手を組んでいる。
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