【カルカッタ】National Aluminium Company Ltd (NALCO)は向こう数年間に急速に拡大するものと予想される金属輸出のニーズに応じる狙いから第3の積出港を物色している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月13日伝えたところによれば、Nalcoは目下アンドラプラデシュ州のVizag港を正面玄関とする一方、一部の製品は西ベンガル州のカルカッタ港から輸出している。第3の積出港としては、オリッサ州Paradip、タミールナド州チェンナイ、西ベンガル州Haldiaの各港が検討されているが、パラディープが有望視されている。
Nalcoは試験的に月間4000トンをパラディープ港から出荷することを計画、Tata Iron & Steel Company (Tisco)と、荷役施設の借用交渉を進めている。パラディープ港を通じてコークス用炭、石灰岩、ハード・コークを輸入する一方、熱間圧延コイル、チャージ・クロム、クロム鉱石、炭素マンガン鋼等を輸出しているTiscoは、荷役施設等のインフラを所有している。
Nalcoの金属輸出は現在の9万トンから2002-03年には15万トンに拡大する見通しで、第3の港湾が必要とされている。バラ荷処理施設を備えたパラディープ港は、Nalcoのプラントに近いが、コンテナ処理施設はまだ備えていない。