【バンガロール】シャープはカルナタカ州バンガロールWhitefieldのInternational Technology Parkに50万米ドルを投じて設けたソフトウェア製品開発センター、Sharp Software Development India Ltd(SSDI)をオープンした。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが10月11日、伝えたところによれば、ワシントン拠点のSharp Labs Americaの完全出資子会社SSDIは、デジタル・コピア/プリンター/マルチ・ファンクション・プリンター(MFP)の製造・供給を手掛けるSharp Digital Imaging and Digital Document Systems部門のためにソフトウェアを作成、向こう3年間に年商800万米ドルを目指す。
シャープDigital Documents Systems Groupのタナカ・トヨキ副グループ・マネージャーによると、シャープが日本以外に設けた5番目のR&Dセンター、SSDIはデジタル・イメージング・ソフトウェアの他、シャープが必要とする他のソフトウェア領域への進出も目指している。
SSDIのPraveen Kanipakkam社長によると、同社はウィンドウズ・システム、ネットワーキング、アプリケーション・ソフトウェア、デジタル・イメージング製品のためのファームウェア・ソリューションやサービスを提供する。SSDIは目下のところデジタル・イメージング領域の研究開発(R&D)を主に手掛けているが、将来はモバイル・コンピューティングやASICデザイン等、他のテクノロジー領域にまで業務を拡張する。
一方、Sharp Labs of AmericaのDon Clemens社長は、「バンガロール・センターはシャープのグローバルR&Dネットワークの要を務める」と語った。