2000-10-12 ArtNo.24049
◆蔵相、経済の一層の成長鈍化阻止で業界と緊密に提携約束
【ニューデリー】ヤシュワント・シンハ蔵相は9日、経済主要部門の成長鈍化を認め、一層の減速を阻止する具体策を協議するため1週間以内に産業界のリーダーと再度会談することを約束した。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月10日報じたところによれば、インド商工会議所連盟(FICCI)、インド産業連盟(CII)、インド商工会議所協会(Assocham)代表との2時間に及ぶ会談の席上、シンハ蔵相は以上の約束を行った。同会談後記者会見した蔵相によれば、国内総生産(GDP)の成長には農業やサービス部門のパフォーマンスも関係しているため、工業部門の成長鈍化が直ちにGDP成長を減速させるかどうか、現状では明かでない。ポジティブな側面とあまりポジティブではない側面の双方を見る必要があり、後者の立場からFICCI、CII、Assochamは7日後に再度それぞれの提言を行う方針を決めたと言う。
シンハ蔵相はこれに先だってFICCI、コンパック、ビジネス・ワールドが共催した「Social Responsiveness Awards Ceremony」の席上、最近の石油製品価格の引き上げが、経済成長やビジネス情緒に影響を及ぼす可能性を認めたが、その一方で政府が直ちに経済成長目標を修正する考えのないことを再確認した。
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