SEAnews 2000-10-10 ArtNo.24029

【ニューデリー】タタ・グループとともに古代ペルシア人移住者の末裔Parsis系の財閥に数えられるGodrej Groupは目下Adi B Godrej会長の指導下に組織再編に取り組んでいる。
エコノミック・タイムズが10月7日伝えたところによれば、石鹸から化学、医療機器にまで事業を多角化してきた総資産600クロー(US$1.31億)のGodrej Soapsは、総資産の3分の1を占める消費財部門をGodrej Consumer Durables(仮名)として分離、残りの非消費財部門はやはり新設するGodrej Industries(仮名)の傘下に収める計画だ。同再編は2001年1月1日から2001年4月1日の間に完了する。Godrej会長によると、コンサルタントKotak Mahindraが青写真を作成している。Godrej Soapsのパーソナル・ケア製品はGodrej Consumer Durablesの管理下におかれ、化学品、医療機器及び投資ポートフォリオはGodrej Industriesに移転される。現在Godrej GroupはGodrej Soapsの70％の権益を保持、残りの30％は一般投資家と機関投資家が握っている。
Godrej Soapsの負債は1999年3月末の450クローから2000年10月1日の280クローに縮小、1年内にさらに100クローまで縮小する見通しだ。
Godrejグループが49％、米国Sara Leeのモーリシャスベースの子会社Sara Lee Mauritius Holdingが51％出資するGodrej Sara Leeは25％のシェアを一般投資家に売却する計画で、これにともないGodrej グループは19％の持分を手放す。Godrej SoapsのGodrej Sara Lee持分は現在の25％から6％に縮小する。GodrejグループはGodrej Sara Leeの638万4400株の売却により手にする192クローの大部分を債務の返済に当てる方針だ。Godrej Soapsはこれにより、資本金350クロー、負債100クローの健全会社になると言う。