2000-10-10 ArtNo.24021
◆L&Tジョーナー・ディーア、トラクター工場オープン
【プーナ】地元土木建設会社Larsen and Toubro (L&T)と米国Deere and Company(D&C)の50:50の合弁会社L&T Johne Deere Ltd(LTJDL)は10月6日、マハラシュトラ州プーナ近郊Sanaswadiに設けたトラクター工場をオープンした。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが10月7日伝えたところによれば、Deereは同地にそれぞれトランスミッション、エンジン、車両組み立てを手掛ける3工場を設けており、トラクター工場はこれらの中で最初にオープンした。LTJDLは既に55馬力のトラクター“Green-n-Yellow 55 HP”(1台30万ルピー)200台以上を販売したが、この日はD&CのFred Korndorf社長(農機担当)とL&TのAM Naik重役(MD)の立ち会いの下、正式に開所式が催された。
LTJDLは今年12月までに37馬力と47馬力の製品を、また来年度には70馬力の製品を出荷する計画だ。Korndorf氏によると、同工場にはコンポーネント輸出基地の役割も期待されている。しかし今のところ如何なる部品を輸出するか決まっていない。
LTJDL取締役も務めるL&TのJ P Nayak上級副社長によると、新工場の当初投資額は175クロー(US$3823万)で、最終的に350クロー(US$7647万)にアップ、年産能力も現在の3万台から2倍に増強される。初年度には1800~2000台の販売が目指されている。LTJDLはインドにおける12番目のトラクター会社で、多少出だしは遅れたものの、需要が旺盛なことから、依然として独自地歩を固められると言う。
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