2000-10-09 ArtNo.24016
◆首相、石油化学/製薬領域への外国直接投資誘致に期待
【ニューデリー】バジパイ首相は5日、「India Chem 2000」展示会の開幕式の席上、国内石油化学及び製薬部門は投資家に大きなビジネス機会を提供しており、同部門への更に多くの外国直接投資(FDI)が望めるとの見通しを語った。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月6日、首相の発言を引用して報じたところによれば、インド国内には国際水準を備えた生産施設と研究施設が存在する上、開発コストは低く、所得の上昇に伴い国民の薬品に対する需要も拡大している。このため製造/研究双方の製薬プロジェクトを誘致できる。
石油化学部門も同様に今後急成長が見込める。国民1人当たりのプラスチック/合成繊維の消費量は年率15%の成長を遂げ、インドは国際レベルのプラントを短期間に建設する能力も備えている。
首相はまた情報技術(IT)領域におけるインドの強味を薬品の研究開発(R&D)活動と結びつけることにより、ヒト・ゲノムのマッピングやデジタル医療等、新領域のビジネス機会を開拓できると指摘した。
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