2000-10-06 ArtNo.23989
◆三井傘下SESA GOA、エンロン/東洋とコークス製造技術契約
【パナジ】三井物産子会社のSesa Kembla Coke Company Ltd(SESA GOA)は、このほど米国のエネルギー会社Enron Engineering & Construction Company (EECC)及び東洋エンジニアリングと冶金用コークスの新製造技術に関するライセンス契約を結んだ。
デカン・ヘラルドが10月5日伝えたところによれば、エンロンはインド、米国、南アメリカ地区、東洋エンジニアリングはその他のアジア地域、ロシア、中東、アフリカ、南アメリカの一部における新技術のライセンスを認められた。
エンロンのプロジェクト・ディレクター、Spencer Burton氏によると、欧州では環境基準を満たさぬ少なからぬコークス工場が閉鎖されており、この結果、世界的に1600万トンのコークス不足している。SESAゴアの技術は国際環境基準を満たすとともに、従来の技術に比べ30%コスト効率が良い。このため新技術はインドをコークスの純輸出国に転換させるだけでなく、世界のコークス生産を蘇生させる見通しだ。
|