1995-07-17 ArtNo.2398
◆<馬>MCSB、新型サーバーでUS$5千万売上目指す
【クアラルンプル】MCSBシステムズ(M)Bhdは今年9月に新型E1エンタープライズ・サーバーを市場に投入することにより、来年末までに5000万米ドルの売上を見込んでいる。
MCSBは同社が48%出資する米国拠点のチェン・システム・コーポレーションにより開発された同サーバーの国際市場における独占販売権を有し、また新製品はMCSBが55%出資するチェン・システム・インコーポレーテッドにより生産される。両社の残りのシェアはドクター・スティーブン・チェン・アンド・アソーシエーツが握っている。E1はオープン・システム対応の高性能スーパー・サーバーで、価格は7万5000~20万米ドル。MCSBは同ベンチャーに既に1000万米ドルを投資しており、内800万米ドルは設計/製造に、200万米ドルは市場開拓に投じられた。同社は世界50カ国のディストリビュータ指名作業を進めている。サーバーは目下米国のオークリッジ国立研究所、ドイツのシュトゥットガルト大学、中国のシンワ・プレスでテストされているが、これらの機関は主要な潜在顧客でもあると言う。
一方、MCSBは向こう3~5年間にクアラルンプルの他、シンガポール、中国、米国における証取上場を計画している。同社の95年3月末締め営業額の25%に中国での売上が貢献しており、傘下のリッチ・ロイ(コンピューター・ランド・チャイナ)Ltdは北京、南京、広州、上海に続き、杭州、成都、西安、武漢への流通拠点の設置を目指している。同社は中国では流通とシステム統合ビジネスを手掛け、製造ビジネスを手掛ける計画は今のところないと言う。(NST,BT:7/15)
|