SEAnews 2000-10-04 ArtNo.23970

【カルカッタ】米国拠点のソフトウェア会社Computer Associates(CA)とソロス・ファンド・マネージメントが出資するThe Chatterjee Group (TCG/ﾆｭｰﾖｰｸに本拠)の51対49の合弁に成るカルカッタ拠点のCATS(Computer Associates TCG Software Centre)は米国に新センターを設け、米国市場のビジネス機会を開拓する。
エコノミック・タイムズが10月2日伝えたところによれば、カルカッタとデリーに2センターを有するＣＡＴＳにとって米国の新センターは初の海外拠点になる。ＣＡＴＳのRajeev Goswami重役(CEO)によると、インド市場においてＣＡ製品とのシームレスな統合が可能なソルーションを提供するとともに、様々なソフトウェア製品を開発してきた同社は、米国市場にそのサービスを拡大し、米国における潜在性を開拓することに大きな期待を寄せていると言う。
Goswami氏は、欧州にも同様のセンターを設ける可能性に関して、「ＣＡＴＳはＣＡにとって最大のオフショア・デベロプメント・センターで、欧州、日本、オーストラリア市場でもＣＡと緊密な提携を結んでいる。このため欧州市場における足場が固まりさえすれば、同様のセンターを設けることができる」と語った。米国におけるセンターは当面Ｅビジネスに照準を合わせ、Ｅビジネス関連のインフラやセキュリティーの構築／管理サービスを提供、またＣＡソルーションのサポート・センターの役割も果たす。同氏は投資額について明かにすることを控えた。