1995-07-17 ArtNo.2397
◆<馬>CSA、ブミ企業に40%権益売却し子会社の上場準備
【シンガポール】シンガポール拠点の情報技術会社CSAホールディングズは子会社コンピュータ・システムズ・アドバイザーズ(M)Sdn Bhd(CSAM)のクアラルンプル証取(KLSE)上場を目指し、CSAMの40%権益をブミプトラ企業エリート・ビスタSdn Bhdに売却する。
CSAが14日発表したところによれば、テレコム・マレーシアのラシュダン・ババ会長に率いられるエリート・ビスタ社は200万MドルでCSAM権益を買収することに同意、既に10%の手付け金を支払っている。残額は契約調印時に支払われる。CSAMはその上場計画の下、新株900万株を発行してCSAが所有する優先株900万株を買い戻す。これに対してエリート・ビスタはCSAMの新株360万株を1株5Mドルで買収、持ち株比率を維持するオプションを認められる。KLSE上場を目指して1971年に設立されたCSAMは今日20支店、従業員500人を擁し、昨年の売上は1億3000万Mドル、今年も30%の増益を見込んでいる。CSAはこれ以前にドゥタ・リソーシズSdn Bhdと同様の契約交渉を行ったが、2週間前に交渉は破談に終わったと発表していた。
一方、テレコム・マレーシアのラシュダン会長は、テレコムの今後のニッチは広帯域マルチメディア・ネットワークを構築することと語っている。マルチメディアは急成長するコンピュータ応用領域の1つとして知られる。(BT,LZ:7/15)
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