2000-10-04 ArtNo.23966
◆Hinduja、外国航空会社とエア・インディア民営化に共同入札準備
【ニューデリー】中・大型商用車の製造を手掛ける地元のHinduja一族は、Air Indiaの政府持分買収を目指し、ドイツのルフトハンザを含む外国航空会社3社と提携交渉を進めている。
インディアン・エクスプレスが10月2日報じたところによれば、グループは政府が9月28日発表した入札申請規則を検討した上で最終決定を下すものと見られる。Hindujaグループ・スポークスマンは、同グループがエア・インディアの政府持分買収に関心を抱き、外国企業3社と交渉を進めていることを確認したが、3社の社名を明らかにすることは避けた。
ルフトハンザはこれ以前にナショナル・キャリアの権益に関心を表明しており、この他、British Airways、Virgin Atlantic Airways、Delta Airlines-Air France連合等、外国の主要航空会社がエア・インディア権益買収入札に参加するものと予想されている。この他地元ではReliance、Tata、ITC等が入札に参画する意向を表明している。
先週火曜に発表された政府の入札募集広告によれば、エア・インディアの戦略パートナー(チーム)は合計1000クロー(US$2.25億)以上の純資産(net worth)を保持せねばならない。また外国航空会社、海外在住インド人(NRI)、海外のインド系企業(OCB)を含む外国投資家の合計持分は最大26%で、政府が売却する40%の権益の内少なくとも14%はインド投資家(NRI/OCBを除く)により取得されねばならない。
インド政府はJM Morgan Stanleyをエア・インディア民営化計画の顧問に指名した。入札資格申請の受付は2000年11月10日に締め切られる。
|