1995-07-17 ArtNo.2394
◆<星>ホテル客室稼働率急上昇、グレート・シンガポール奏功?
【シンガポール】シンガポールの少なからぬホテルが100%もしくはそれに近い客室稼働率を実現しており、業界関係者はグレート・シンガポール・セールにその原因を帰することをためらっているが、他に心当たりもないと言うのが現状のようだ。
ウェスティン・スタンフォードは先週末はフルブッキングで、ウェスティン・プラザは85%だったが、両ホテルはここ数日いずれも92~98%の客室稼働率を実現している。オーチャード・ロード中心に位置するホテル・フェニックスもグレート・シンガポール・セールの初日にフル・ハウスを記録、シティバンク及びCKタンとスペシャル・パッケージを組んだシンガポール・マリオットもそれ以前の70%台から95%前後に稼働率を高めた。
シンガポール観光局(STPB)はASEAN域内の他、台湾、オーストラリア、日本、インド、韓国等での広告宣伝に400万Sドルを投じており、シンガポール航空(SIA)もインドネシア人旅行者に2泊3日、246~312米ドルの特別パッケージを提供している。今年はこれまでに450店がセールに参加、今後更に合流組が増える見通しだ。昨年同セールは8月だけで66万4000人の旅行者を誘致したが、STPBでは今年も同水準の旅行者を誘致できるものと期待している。(BT:7/15)
|