2000-10-02 ArtNo.23937
◆インディアン・フォイル新経営陣、事業再建5戦略提起
【カルカッタ】自己資本を50%縮小させ産業財政再建局(BIFR)の管理下に置かれたIndia Foils Ltd(IFL)の新経営陣は9月28日、フォイル・メーカーを再建するための5戦略を明かにした。
インディアン・エクスプレスが9月29日報じたところによれば、IFL株主は同再建案をBIFRに提出することを認めた。IFLのSC Krishnan取締役は、第39回年次総会後記者会見し、2000-01年度から現金収支の黒字を回復、1年以内に経営を再建する目標を披露した。
IFLは全額借入により120クローの設備拡張計画を実行したが、西部インドに税制優待を認められたライバルが出現したことからフォイル価格が下降し、同社の設備稼働率は低調に推移した。現在の借入残高は278.30クローで、内担保付き債務が231.42クロー、無担保債務が46.88クローを占める。この結果年間利子返済負担だけで49.51クローに達した。
昨年の年商(2000/3期)は308.23クローをマークしたが、40.40クローの純損失と、40.80クローの累積損失を計上した。しかし今年第1四半期(2000/6期)には、新経営陣がBM KhaitanグループからIFLの管理を引き継いで以来初めて880万ルピーの現金利益(cash profit)を計上した。
同社は付加価値製品への重心移動、財務再編、コスト削減、人員(目下12000人)削減等を通じて3年内に累積損失も解消する計画と言う。
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