SEAnews 1995-07-17 ArtNo.2392

【シンガポール】米国拠点のハリス・セミコンダクターは域内における1億米ドル拡張計画の一環としてシンガポールにアジア地域本部を開設する。
ハリスのジョン・ギャレット社長が14日発表したところによれば、同本部には研究開発(R&D)部門と地域販売部門が併設され、スタッフも向こう18カ月間に現在の10人から主にエンジニアから成る30人以上に増員される。アジア地域本部は香港のクレジット／コレクティング・センター、メルボルンの技術マーケッティング事務所を統括し、日本及び中国のデザイン・センターに技術支援を提供する。アジア市場は30％の成長を遂げており、同社の投資もそれに応じて拡大される。シンガポール事務所を通じたアジア業務の統合化は電力／ワイヤレス／テレコミュニケーション／自動化／マルチメディアの5中核領域における研究活動を強化するのに役立つ。シンガポール・センターは来年初めて当地で開発されたコーダー・インコーダー(ｺﾃﾞｯｸ)を発表する他、向こう3年間に他の新製品も続々発表する予定だ。ハリスは昨年8月にシンガポールの製造業務をクアラルンプルに移転、475人を解雇している。(ST:7/15)