2000-09-29 ArtNo.23914
◆Telco、国際大手とインディカ・エンジンのソーシング協議
【ニューデリー】Tata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)は欧州市場向け小型乗用車Indicaに搭載するエンジンのソーシングに関してPeugeot Citroen、Renault、Chryslerを含む国際自動車メジャーと商談を進めている。
インディアン・エクスプレスが9月27日、Telco幹部の言として報じたところによれば、現在インディカに搭載されているエンジンは2001年1月1日より発効する欧州連合(EU)の排ガス基準Euro IIIを満たしていない。一方、世界のほとんど全ての乗用車メーカーが、需要さえあれば、エンジン技術の供与に応じる姿勢を見せていると言う。しかしタタ幹部は外国のエンジン技術提供者がTelcoのカー・プロジェクトに資本参加することになるのか否か等、詳細を明らかにすることを避けた。
観測筋によれば、外国技術パートナーの出資を得るのは、厳しい競争環境下の欧州市場に進出する上でメリットがある。加えて外国パートナーのモデルをインド国内市場に紹介するなら、Telcoはその商品プロフィールを拡大できる。
Telcoはインディカの発売以来、輸出にはさしたる努力を払って来なかったが、数年後に欧州は主要市場になる見通しだ。
なおインディカ・プロジェクトを採算ラインに乗せ得る販売台数は当初見積もられた6万台をかなり上回る9万台と言う。
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