2000-09-28 ArtNo.23910
◆アクスル・インディア、米ダナの支援下にドライブ・ヘッド製造
【チェンナイ】TVSグループのAxles India Ltd(AIL)は自動車部品ベンダーDana Corporationの技術支援下に、マルチ・アクスル・ビークル用アクスル・ドライブ・ヘッドの製造に乗り出す。
エコノミック・タイムズが9月26日報じたところによれば、Danaは昨年、英国Eatonに代わりAILのパートナーを引き受けた。これは、Danaがヘビー・アクスル・ビジネスをEatonから買収、同時に傘下のSpicer Heavy Axle Holdings Incを通じてAILの40%のシェアをEatonから引き継いだのに伴うもの。TVSはAILにやはり40%出資している。
AILのS Ram会長が第18回年次総会の席上語ったところによると、AILは現在型押しアクスルのみを手掛けているが、ドライブ・ヘッドの製造は、中型/大型商用車用アクスルの総合的製造業者になる戦略の第1歩と言える。
年商136億米ドルのDanaは世界最大の独立系軽/中/大型商用車及びスポーツ多目的車用アクスルの製造業者。同社はAILを総合的なアクスル製造業者にすることに強い関心を抱き、後者の製品プロフィールを拡大するため投資する準備もしている。
AILはドライブ・ヘッドの組み立て施設に5.8クロー(US$126万)を投資する計画で、15~18ヶ月以内にドライブ・ヘッドの供給が開始される。ディーゼル価格の値上がりにもよるが、マルチ・アクスル車両の需要は向こう数年増加傾向を辿る見通しだ。現在のところはSpicer IndiaがTata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)の軽商用車にドライブ・ヘッドを納入している。またAshok Leylandは社内用にドライブ・ヘッドを独自生産している。AILはこれらの自動車製造業者とドライブ・ヘッドの相手先商標製造業者(OEM)契約を結ぶことを希望している。
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