SEAnews 2000-09-28 ArtNo.23905

【ムンバイ】銅とアルミニウムの製造を手掛けるSterlite Industries Ltd(SIL)はアルミ・ビジネスを統合し、別会社にする可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが9月26日伝えたところによると、ＳＩＬのC V Krishnan取締役は25日アナリストらに以上の計画を明かにした。それによると、グループ企業Madras Aluminium Company(Malco)の事業拡張計画、国営Bharat Aluminium Company(Balco)の民営化計画への入札、国際メジャーからの提携提案等が、アルミ事業統合計画の背景になっているようだ。ＳＩＬはアーサー・アンデルセンに報告書の作成を依頼しており、最終的方針は3～5ヶ月以内に下される見通しだ。
Balco権益買収入札の成否が同決定を左右する他、MalcoとSterliteの合併はアルミニウム・ビジネスの経営政策に大きな影響を及ぼすことになる。今年のアルミ・ビジネスの営業額は180クロー(US$3933万)に達する見通しだ。
一方、銅ビジネスの向こう3年間の売上は年率37％の成長が見込まれている。銅精錬能力を年間15万トンに拡張する計画の第2期工事は、当初のスケジュールより3ヶ月先行しており、2001年4月までには完了する。投資額も当初予算を20％ほど下回った。2000年6月期の銅ビジネスの営業額は2042クロー(US$4.46億)を記録、同社は目下海外銅鉱山の買収を準備中と言う。