SEAnews 2000-09-27 ArtNo.23888

【チェンナイ】タミールナド州チェンナイを拠点とする年商5億7000万米ドルのタイヤ・メーカー、MRF LtdはTata Indicaにラジアル・タイヤを納入する相手先商標製造業者(OEM)に指名された。インディカはこれまでブリヂストン及びJ K Tyresからタイヤの納入を受けてきた。
エコノミック・タイムズが9月25日伝えたところによると、ＭＲＦのPhilip Eapen重役(ED)は同紙に以上の消息を語った。それによるとこれまでにTata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)に1万本を納入、同社は月間5000本の供給をオファーしている。ポンディシェリーの工場にはインディカ用タイヤを製造するため、新たなモールドを備える必要があると言う。
主要ＯＥＭ顧客のMaruti Udyog Ltd(MUL)の最近の売れ行き不振に関わらず、フォード、ホンダ等への納入が拡大しているため、ＭＲＦの営業は影響を受けていない。同社は目下Hyundai Motorとも納入交渉を進めている。後者は現在ブリヂストンの製品を使用している。ＭＲＦの営業額の65～70％はリプレースメント市場における売上で占められており、熾烈な値下げ競争が展開されるＯＥＭ市場への過度の依存は回避されている。同社は最近そのディーラー網を2500から3000に拡大したと言う。