2000-09-26 ArtNo.23874
◆イスパット、1082MW発電事業に再度EDFの参加要請
【ニューデリー】Mittal groupに率いられるIspat Industries Ltd(IIL)はマハラシュトラ州Chandrapur近郊Bhadrawatiにおける石炭ベースの1082MWの発電プロジェクトに再度Electricitie De France(EDF)の参加を求める方針だ。
IILは当初EDF及びGEC Alsthomと共同でプロジェクトを進める予定だったが、資本コストや燃料リスク管理を巡る意見の不一致で大幅に計画が遅延、このため外国パートナーは相次いで撤退を決めた。しかし電力省次官の仲介で先週開かれた会議で懸案問題も終に解決した。
消息筋によれば、電力省及び石炭産業省の次官やマハラシュトラ州電力局の会長も参加した先週の会議では、最大のハードルとされた石炭価格問題等が話し合われた。
Coal Indiaは当該地区に産する高品質な石炭を供給する代償としてトン当たり1800ルピーの支払いを要求したが、デベロッパー側は1400ルピー以上は出せないとして対立していた。双方は結局トン当たり1600ルピーで合意したようだ。
Bhadrawati発電事業への再度参加の可能性に関して、EDFのインド事務所は、まだ正式の発表も、デベロッパー側からの接触も受けていないと述べ、いずれにしても判断はパリ本社が下すとコメントした。
Bhadrawatiプロジェクトは政府が電力部門の自由化を決めた後、最優先プロジェクトに指定された最初の電力事業の1つで、州政府はエスクロー(第3者寄託)ファシリティーの提供を、中央政府はカウンター・ギャランティーを、それぞれ認めている。
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