SEAnews 2000-09-25 ArtNo.23865

【バンガロール】カルナタカ州バンガロールをベースとするスタートアップ企業MindTree Consultingは、米国サンノゼ拠点Cadence Design Systemsのインド子会社とタイアップした。
エコノミック・タイムズが9月22日、ケイデンスのHimanshu Singh課長(全国販売担当)の言として伝えたところによれば、これによりマインドツリーは出世払い(pay as you grow)方式によりケイデンスのエレクトロニク・デザイン・オートメーション・ツールやサービスにアクセスできる。エレクトロニク・デザインはインド情報技術(IT)企業の急成長領域になっている。マインドツリーが必要なツールを選択したなら、ケイデンスはそのノーハウや知識をマインドツリーとシェアし、後者の競争力強化を支援する。
マインドツリーのS Janakiraman社長によると、エレクトロニク・デザインは同社が照準を合わせる領域の中でも最も重要な部分を成し、同社はケイデンスとの提携を通じて品質向上、商品化のリード・タイム短縮、コスト低減、柔軟なデザイン・サービスを実現できる。同社のテクノロジー・ビジネスの25％はエレクトロニク・デザインに関係している。正確な統計数字は存在しないが、インドにおける集積回路(IC)デザイン専門家の数は3年前の500人から現在の3000人以上に増加しており、このことからもエレクトロニク・デザイン市場の成長の潜在性が窺えると言う。