2000-09-25 ArtNo.23862
◆エレクトロラックス、CFCフリー技術導入にUS$2600万投資
【ニューデリー】スウェーデンの家電会社AB Electroluxは、少なくとも120クロー(US$2622万)を投じ、2002年までにインドにおける冷蔵庫製造業務にCFC(chloro fluro carbons)フリー技術を導入する計画だ。
デカン・ヘラルドが9月22日報じたところによれば、Electrolux IndiaのRam S Ramasunder重役(CEO)はこのほどPTI通信に以上の消息を語った。それによると目下CFCを用いているRajasthan、Gurgaon、Butibori、Warora、Nandlur、Hyderabadにおける冷蔵庫の製造施設を全てアップグレードするには60クロー(US$1311万)を必要とする。またコンプレッサー製造施設のアップグレードにも少なくとも60クローを投じねばならない。必要資金は借入と自己資本で賄う。同社は目下Kelvinator、Allwyn、Electroluxブランドの冷蔵庫をインド市場で販売している。
一方、エコノミック・タイムズが9月22日伝えたところによれば、インド冷蔵庫市場の30%のシェアを握るエレクトロラックスは洗濯機市場におけるプレゼンスも強化する計画で近く一連の新製品を発売、同時に8クロー(US$174万)を投じて広告キャンペーンを展開する。21日にはpulsator技術を応用した半自動のMaxcleanブランドの3モデルがお披露目された。これら3モデルとはLuxury、Elite及びDigitronで、価格は8000~9000ルピー(US$196)。Ramsundar氏によると、近く全自動製品も発売する予定で、今後ほとんど毎月新製品を紹介する計画だ。
インドの洗濯機市場では目下年間約140万台が販売されており、Videoconがほぼ50%、BPLとWhirlpoolがほぼ残りのシェアを均分しており、エレクトロラックスのシェアは5%に満たない。しかし今年は7万5000台、来年は17万5000台を販売、年率140%の成長を実現、2001年半ばまでに15%のシェア獲得を目指すと言う。
エレクトロラックスはピザハットやピザキング等に業務用マシーンを売り込むことも計画している。世界的に同社はホテル、血液銀行、病院等に業務用マシーンを売り込むとともに、レジャー用マシーンも販売、この方面における比較的大きなプレゼンスを築いている。
|