【カルカッタ】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)の今年初5ヶ月(4-8月)の国内販売は263万トンと、昨年同期の249万トンに比べ5.6%アップした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月22日報じたところによれば、特に平鋼販売は142万トンと、昨年同期比16%アップした。しかし条鋼販売は1%増の116万トンにとどまった。その他の品目の販売は15万トンで、内電磁鋼板が1万8000トンを占めた。インフラストラクチャー・プロジェクトの減少で丸棒、線材、構造用鋼等、条鋼の需要が軟化した。
Bokaro/Rourkela両プラントの近代化工事が完了したことから平鋼、取り分け熱間圧延コイルの品質が顕著に改善した。またBokaroの冷間圧延プラントの近代化も予定されている。
熱間圧延コイルの国際価格は4-8月の間に約30%下降したが、国際鉄鋼価格には復調の兆しが見られ、国内価格にも良好な影響が見込める。